人を見たら泥棒と思え？

夜道を歩いていて、いきなり頭上からライトが当たることがある。
民家や小さなビルの入り口などにある「センサーライト」の光だ。

駅からの帰り道など、ごく普通に歩いているだけなのに、
「カチッ」という音と共に光が当たると何だか不快である。
防犯意識の高まりのせいだと言えばそうなのだが、
普通に公道を歩いている側の立場も考えてもらいたいものだ。

毎回スイッチを入れられるのがしゃくなので、
わざと玄関から離れた所を歩いてみたりしたこともあるが（笑）、
それで車にはねられたら馬鹿なのでそのまま歩くことにしている。

昔、よく母親から
「アンタ、外を歩くときはお財布をスラれないように注意しなさいよ！
　人を見たら泥棒と思いなさい！！」
などと（半ばクレイジーに）言われたもので、
以来警戒して歩く習慣がついている私だが、
逆に私がライトから警戒されているのだろうか。せつないなあ。