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悲しきビニール傘 [街ネタ]

10月の東京はとかく雨の日が多かった。
この時期は晴れ渡ると青空がものすごく澄み切っていて気持ちいいのだが、
そんな日はほとんどなかったように思う。

雨や曇りの日が続くと、職場の傘立てには傘がたくさん挿さってくる。
そんな中、先日傘立てに残されていた傘の整理が行われた。
日にちを決めて、その日が晴れにもかかわらず残ったままの傘があれば回収され、
後日並べて持ち主が引き取る。持ち主が現れなければ廃棄処分となる。

回収される直前に傘立てを見たのだが、ここで私はあることに気付いた。
コンビニでも売られていそうなビニール傘が多いのである。
普段使いの傘自体がビニール傘だという人もいるかもしれないが、
「自分のものだ」という所有意識が薄いから存在も忘れ去られがちになって
そのままずっと傘立てに残されてしまうのではないかな。

だって、同じような白のビニール傘が10本挿さっていてごらんなさい。
どれが自分のものか、一目でわかる人はまずいないでしょう!
みんな適当に取って帰っているんじゃないのか?と勘繰りたくなってしまう。

余談だが、私が通っていた大学の学部事務室では、
ワンプッシュで飛び出すタイプの傘(ビニールではない!)を
貸し出してくれる温かいサービスがあった。何十本とストックしているんだよね。
私も何度かお世話になりました。今となっては信じられないくらいのサービス…。

ビニール傘も安価で便利ではあるけれど、
どこか自分の所有意識というか愛着心というものが希薄で、
だから置き傘にされてしまいやすいのではないだろうか。
ある程度値の張る傘ならば長い間置きっぱなしにはしないでしょう。
机かロッカーに折り畳み傘を入れておけばいいわけだし。

皆さん、もうちょっといい傘を持ちませんか。


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